スペースシャトル"コロンビア号"の事故報道より
2003年1月31日(JST:PM
10:54)スペースシャトル
"コロンビア号"が大気圏突入時、突然左翼に異常
をきたし、爆発、空中分解してしまった。
コロンビア号は1981年、最初に作られたスペースシャトル
である。作られてから実に22年が経つ。
既に28回飛行しているが、最近は事故もいくつかあった
ようである。97年、99年、2001年、いずれも最近だ。
概して事故が遭った機体は故障しやすい。
1985年、日航機墜落事故でもかの便の機体はしりもち
事故を起こしていたのである。それがあの惨事の遠因
であった。
ただ事故イコール大惨事かというと、そういうわけでもない。
もし事故イコール大惨事だったら"ミール"の宇宙飛行士は
とっくにみんな死んでいるはずだ。
ミール、それはまるで生き物のようだとアメリカの
宇宙飛行士はいった。
しょっちゅう起こる事故、停電、漏水(宇宙空間での漏水
はかなり危険である)、火事、おまけに輸送船激突。
よく飛行士死ななかったな…。
それでも彼らは対立しながらも生き延びた。
逆にいうと、ミールは彼らが応急処置で直せる代物
だったのだ。おそろしいくらいアバウトだな。
そうでなければ、とっくに飛行士は死んでいたはずだ。
今回のシャトル事故、主翼に構造材の一部が激突した
ことが原因だったらしい。
ミールとは違い、精密かつ繊細なシャトル。
しかもモノコック構造。宇宙飛行士がちょいちょいと
修理できる代物ではない。
たかが、と言ったら失礼だがそんな衝撃で壊れてしまう
ものなのか、スペースシャトルは。
シャトルの本体はアルミ合金らしい。初めて知ったが。
簡単にへしゃげ、破壊される外板。熱に弱いアルミ合金。
もし、非常に低い確率だが隕石に当たったらどうする気だ。
小さい隕石は結構当たりうると思うのだが。
映画「アルマゲドン」じゃないが、チタン合金製にして
おいたら少しは違うと思うんだが…。
さらに複数のフレームからなるようにする、緊急脱出ポッド
の常備など、しなきゃならん事は山のようにある。
のに、NASAには予算が無い。人もいない。
シャトルの使用回数は増える一方。ロケットのほうが
安上がりではないかという声さえ出る。
新しいシャトルを作るお金も無い。
国際宇宙ステーションにいる飛行士は、ソユーズで迎えに
いくしかないだろうな。
日本の宇宙飛行士も送れないし。
宇宙開発を止めろと言う声も絶対でるだろうな。
たまたまイスラエルの飛行士がいたが、テロの可能性は
限りなく0に近い。
大体マッハ20のシャトルを攻撃できる兵器など、
殆ど存在しない。考えられるのはレーザーくらい
だが、そんなものを作るお金も技術もない。
シャトルが撃墜できるなら、ミサイル防衛はレーザーで
100%可能になるぞ。
今回の事故が人的なものか、不慮のものかはわからない。
ただ、宇宙開発はいまさら止められない。
宇宙から地球を見る。すると地球がどんな星か分かってくる。
今回の飛行士たちも、
「地球は本当に美しい。こんな星でホロコーストのようなことが
起こったとは想像できない」
といっていた。
出来るなら全人類一度宇宙から地球を眺めてみることだな。
それでも戦争したくなるもんだろうか、人類は。
宇宙開発とは、地球を知ることなのだ。
最後に、7人の宇宙飛行士の方々に哀悼の意を捧げます。
黙祷。